再生紙使用の名刺
ここで、最近良く耳にする再生紙についてお話しましょう。
日本において、再生紙という言葉が出来てからの再生紙は1980年に神奈川県庁と旧本州製紙が共同開発した「やまゆり」が最初です。この時の古紙混入率は50%でした。しかし、再生紙という言葉が無かった時代からすでに古紙を再生した紙は存在しました。日本においては890年ころから古紙を利用したものがありましたが、このとき用いる古紙は「故紙」と呼ぶ方がふさわしい紙で、故人に縁のある、あるいは故人の書きしたためた手紙などの故紙を集めて紙に漉き直して法華経を書き写し供養しました。この漉き直し紙は、墨が少し残り紙がわずかに灰色になることや、漉きムラが発生することなどのために「薄墨紙」、「水雲紙」と名づけられました。その後、江戸時代になり、古紙は「宿紙」という粗末な再生紙となり庶民の雑用紙となりました。江戸の浅草紙や京都の西同院紙がこれにあたります。
「再生紙」とは、一度「紙」(板紙も含む)として使用され、回収された古紙を配合した、いわゆる古紙入りの紙のことですが、日本ではその配合率については規制(定義)がありません。従って、古紙が少しでも配合されていれば再生紙といえるわけです。言い換えますと、古紙配合が1%でも100%でも「再生紙」という日本的な曖昧さがあります。
みなさんの中には積極的に再生紙を使おう」という考えの方やあまり好きではない、という考えの方もいると思います。実は知らないうちに再生紙は身の回りにたくさん利用されています。一般的なものをご紹介いたします。ダンボールには古紙が80%程度、マンガ等の少年誌は100%、お菓子等の箱80%、新聞紙は古紙が40%程度混入されています。最近では名刺にも再生紙を使うことが多くなっていますが、混入の割合はまちまちのようです。
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